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木版画歌川広重東海道五拾三次之内《蒲原夜之雪》｜町田市立国際版画美術館監修・松崎啓三郎手摺

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【作品解説】
歌川広重（1797－1858）は江戸本所に生まれた浮世絵師で、風景画を得意とし、1833年頃に制作された「東海道五拾三次」シリーズで一躍名声を得ました。
それまで美人画や役者絵が主流だった浮世絵において、旅の情景や自然を題材とした彼の作風は新鮮であり、浮世絵の表現を大きく広げました。
大胆な構図や柔らかな色彩、気象や時間帯の移ろいを巧みに取り入れることで、旅情を誘い、後世の日本美術や西洋印象派にも影響を与えました。

その中でも代表作の一つが《蒲原夜之雪》です。
「東海道五拾三次之内」の16番目にあたり、深々と雪が降り積もる夜の蒲原宿を描いています。
広重はあえて静寂に包まれた町並みを選び、白銀の世界に小さく人影を点在させることで、自然と人間の調和を表現しました。

本作は、荒川区無形文化財保持者である木版画摺師・松崎啓三郎氏が伝統の技で一枚一枚丁寧に手摺りした復刻版です。
墨と顔料を重ねることで、雪景色の透明感や静謐な空気を現代に蘇らせています。

《夜之雪》は単なる風景描写にとどまらず、雪の静けさと情緒を通じて人々に安らぎを届ける作品であり、シリーズの中でも特に高い人気を誇ります。

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【価格（総額）】
額縁なし： 9,980円
額縁あり：1,5980円
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【重量】
額縁：1,300g

【寸法】
絵　：縦 22.5cm　横 35.3cm　（ハンコ部分を除く）
額縁：縦 34.7cm　横 50.2cm

【素材】
和紙：越前和紙
板：アクリル
木枠：桜(日本産)

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